MASKED WRITER CHRONICLE

特撮や映画の感想や考察をします。仮面ライダーネタ多め。

私が何故、多人数ライダー作品に惹かれるのか

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皆さん、お久しぶりです。永らく書いてなくてすみません。

結局、毎週感想を書こうと計画してた「ウルトラマンR/B」は放送が終わってしまい、書く書くって言う口だけの人で終わってしまいました(笑)

一旦、書き癖が付けば中学から高校にかけてのあの頃にようにスラスラと書けると思うんですが、「R/B」の放送時期は色々とありまして書く気力もありませんでした。

今こうしてまた書いているのは少し落ち着いてきたからで、またすぐに書かなくなるかもしれません。なので毎日、いや毎週書くってのはキツくて相変わらずの不定期更新になります。

それでもこのブログを読んでくれている方が少しでもいるならこれ以上の喜びはないでしょう。ありがとうございます。(「R/B」についてはどこかしらでまとめたいです。あと例の冬の映画についても。)




さて今回の議題は「私が何故、多人数ライダー作品に惹かれるのか」。

少し前の私は「仮面ライダーは1つの作品に1人か2人いれば充分」だと思っていました。

昭和の作品はまさにそれですし(先輩ライダーが共演するのは除いて)、平成仮面ライダー1作目のクウガや平成仮面ライダーシリーズ2期のダブル〜ウィザードが該当しますね。(オーズ、ウィザードでは2号ライダー以降のライダーも登場していますがあくまでも作品のメインは1号2号ライダーでした。)

どうしてそれで充分だと思ったのか。当時は自分でもよく分からなかったのですが、それは「1号と2号だけがいれば怪人側の魅力がより引き立つから」ではないかと今では思います。

事件を起こす怪人がいてその事件を主役が追い、2号もしくはそれに近い立場の人間が協力し、怪人を追い詰め、戦い、勝利または事件を解決に導く。そういったいわゆる探偵や刑事物に当時ははまっていたからかもしれません。

怪人やそれらが起こす事件が奇妙であればあるほど、難事件に立ち向かっていくキャラたちが魅力的に見えたのでしょう。

しかしその理想のライダー像が崩れるある「事件」が起こりました。

それが「仮面ライダー鎧武」です。

ライダーが次々と現れ、バトルを繰り広げていく。更には2話構成を崩し、まるで激流のように物語が展開していく。当時の私にとってはとても斬新に思えました。(ライダーバトル物としてはすでに「仮面ライダー龍騎」があるのですが、当時の私は「仮面ライダーは正義のヒーローなんだから協力して戦えばいいのにその仮面ライダー同士が戦い合う作品はおかしい」という理由だけで敬遠してました。)

更には虚淵イズムとも言えるような、登場人物が謎が解き明かされるにつれて追い込まれていく鬱展開。当時の私はそのあまりにも斬新な手法に圧倒され軽くショックを受けました。

「こんな作風のライダー作品があって良いんだ」と。

そんな視聴者のことを見越してか、その次のドライブ、ゴーストはいかにもヒーロー作品といった感じでした。(ゴーストはまた少し違った感じでしたが)

ですが、次の「仮面ライダーエグゼイド」でまたショックを受けました。

そのまるでSDガンダムのような目や頭髪といった奇抜なビジュアルもさることながら、メインキャラの死亡。1クールを過ぎた辺りからの謎が次々と明かされていくスピード展開。作風はいくらかマイルドになっているものの、私は「仮面ライダー鎧武」を思い出し、衝動的にエグゼイドとほぼ同時進行で見直しました。

またその時期にちょうど「東映特撮youtube official」で「仮面ライダー龍騎」を配信しており、偶然にも自分の脳内は「多人数ライダー作品は実は面白い」というように書き換えられたのです。

「エグゼイド」の次の作品である「仮面ライダービルド」も人数は少ないながらも「兵器としての仮面ライダー同士の戦い」をメインにした物語であったため「ビルド」にもはまりました。

それでは何故、多人数ライダー作品に惹かれるのか。それはやはりメインが「ライダー同士の戦い」であるからです。

響鬼」や「カブト」もライダーがたくさん出てきますが、あくまでもメインの敵は「怪人」。

しかし、「龍騎」「鎧武」「エグゼイド」「ビルド」は違います。

仮面ライダー」同士は戦うべきライバル、もしくは倒すべき敵として描かれており、お互いの「正義」や「欲望」のために激しくぶつかります。

そういった主義主張や多様性がなんとも人間社会の縮図というか、仮面ライダーベルデ/高見沢逸郎の言葉を借りるならば「人間はみんなライダーなんだよ!!!」ってことなんです。

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そういった作風がちょうど社会に出て働いてる時期の私に刺さったんでしょうね。

「戦わなければ生き残れない!」ならぬ「働かなければ生き残れない!」(現在はその戦いからお休みしているわけなんですが(苦笑)

つまり何が言いたいかというと自分は「多人数ライダー作品」で尚且つ「ライダー同士が戦う」作品が大好きで、その理由はお互いの「正義」や「欲望」を胸に戦い合う姿がなんとも人間社会そのものを表しているようにみえて面白いからです。


自らの「願い」を叶えるために戦う「龍騎」、全てを支配する力を持つ禁断の果実を求めて争う「鎧武」、患者を巡り「医療」によって救う命か、ゲームのようにコンティニューして手に入れる命かを問う「エグゼイド」、強大なエネルギーを秘めた箱「パンドラボックス」を巡って戦争する「ビルド」。

生きるためには、何かを守るためには、自らの欲望を満たすためには、戦うしかない。それがその作品での彼らの生きる道であり、それ以外に方法はないのでしょう。




もっと書くことあったと思ったんですがここら辺がそろそろ限界。これでせいぜい2300字・・・・・・。もっと読み応えのあるものが書けるように頑張ります!

次回は完全自分の勝手なこじつけ記事になると思いますが、推し作品の共通点をいくつか書いていこうと思います。これからまたよろしくお願いします。